天才!!takadan69 最新曲!!レビュー「あの頃は良かった、時代をざわつかせる。寅さんは何者か、新鮮なテクノビートを操り、壮絶ノイズテクニック驚きのサウンド」

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今回は、takadan69が作った新曲の紹介、レビューです。


音楽を作る上でテーマは欠かせない。そのテーマを音楽でどう表現するかがプロの仕事だ。

今回の曲は、前回のレビューの後に僕から渡したテーマだ。

エイリアンと寅さんで曲を作って下さいとお願いした。

テーマを渡すと言うことは、メッセージを投げかける、そのメッセージにどの様に音楽で

答えを出すのか、表現するのか、僕は期待していた。


過去世界中の色々な国一万人を超えるアーティストと対談をして来た。

潰れる才能があれば、蘇る才能もあった。開花できずに散って行く者もいれば、

そのまま突っ走り消えてゆくアーティストも見てきた。

その中の天才アーティストに共通するのが表現力だ。ズバ抜けているのである。

表現力とは、伝えるチカラである。

役者は、表情だったり台詞の喋り方、素の自分とは違った顔をいくつも表現しないといけない。音楽家は、音楽で表現するのが本物だ。


役者の天才と言えば渥美清しかいないのだ。

寅さんと言えば啖呵売が有名だが、その啖呵売は、少年の頃に闇市に出入りしていた渥美清が、たまたま山田洋次監督に話したのがキッカケで映画に使われる様になったそうだ。

啖呵売は、ほとんどが台本のないアドリブだそうだ。

渥美清の頭の中から湧き出るように蘇る記憶。

その啖呵売がなければ寅さんは存在していなかったのではないだろうか。

渥美清は、寅さんを演じ続ける事で本来の自分とは何なのかが分からなくなって行った。

渥美清と寅さんが一体化したのだ。もはや役者ではなく本物になって行った。

僕は、寅さんは人間を演じる渥美清で、渥美清は人間の皮を被ったエイリアンだと思っている。渥美清のプライベートを知る者は居なかったそうだ。住む場所でさえ。

もしかしたら、UFOに乗って惑星に帰っていたのではないだろうか。

今でもそう思っている。

エイリアンが寅さんを演じているのだ。でなければあの演技は人間には無理だろう。

そう思って出来たのが今回のテーマ、寅次郎VSエイリアン。


さて、曲のレビューをしよう。

前半は、DJが使うテクニックが使われ、ノイズが散りばめられている。

そして躍動感のあるリズムセクションにより熱量を上げていく。

曲構成としては4つに区切られ、それぞれ見え隠れする細かい仕事が見える。

中盤、超ゴキゲンなエレクトロニカ的要素を含む電子系の音楽で進む。新鮮なテクノビート小刻みなリズムにDJテクニックが光っている。所々で挟まれる壮麗なクラシカル風味の味付けも注目だ。

4分手前から仕上げに向かう、ここでもノイズを使った細かな作業が見え隠れする。

ジャジーで渋い味わいを加えながら、ノイズから昭和を取り入れた雰囲気が漂う。

遊び要素も細かに入れることで単調なリズムに変化を付けている。

5分と言う短いようで長い時間の中に幾つものハッと陶酔するほど思いが伝わって来る。

高いアート性を見せつけている。

実は、渥美清は・・渥美・・寅さんは・・・エイ・・リ・・アン

なのではないだろうか?? そこに気が付いたけど、まだ言えない、そのな感じで曲が進んで行く。最後のチュッパチャップスとつぶやく部分で全てが解き放たれた瞬間だろう。


みんなもチュッパチャップスと叫んでみて欲しい、近辺に人が居ない事を確認してから叫ぼう。

チュッパチャップス!!

チュッパチャップス〜ーーーーーーー!!チュッパチャップス!!

さあーもっと大きな声で叫ぼう、チュッパチャップス チュッパチャップス 

チュッパチャップス 

全てが解放されるハズだ。笑い事ではない。

チュッパチャップスとは呪文だ。自分の中にある悪の部分を解き放つ呪文だ!!

古代エジプトのファラオが編み出した呪文だと言われている。

このブログ掲載から数日後にはAmazon売り上げランキングトップにチュッパチャップスが並んでいることだろう。突然のチュッパチャップスの流行で世間はざわつくことになる。

街を歩けばそのら中でチュッパチャップスを舐めている。

でも分かって欲しい、本当のチュッパチャップスとは呪文だ!!

そこを世間が理解をした時に、流行語大賞チュッパチャップス。

街を歩けばそこら中からチュッパチャップスの呪文が聞こえてくるようになるだろう。

恐ろしい世界だ。



一度聴いただけでは、エイリアンと寅次郎は結び付かないだろう。

しかし、5回目辺りからメッセージが伝わって来る。寅次郎VSエイリアンではなく、

寅次郎=エイリアンなのだと訴えかけて来るのがヒシヒシと伝わって来る。

ここに気が付いた彼は、さすがとしか言いようがない。

天才と天才とが通じ合った瞬間である。この曲は、相当苦労をして作り上げたと言われた。

このテーマを投げかける事で彼がさらなる高みにステップアップが出来るのではないか、

そう思った。

そう、ただの音楽ではなく、時代をざわつかせる音楽が彼にはある。

未来から過去へ、過去から未来へ、羽ばたけ!!

リスナーが感じるメッセージ、takadan69が表現する音楽が一致した時に、

彼は時代に選ばれる存在になるのかも知れない。今は、ひたすら音楽を作るしかない。

さまざまなサウンドを探究しながら音楽性を拡張して行く彼に今後も期待したい!!


※注意 渥美清がエイリアンだった事は、心の中に留めておきましょう。万が一噂が広まる様な事があったら、大企業が僕を潰しにかかって来るだろう。よろしく頼む!!


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