Diana Panton(ダイアナ・パントン) – I Believe In Little Things - レビュー「ピュアな感性、可憐な歌声、まるで絵本の世界、大人も子供楽しめる魔法のアルバム」

コルトレーンの名演で知られる「セイ・イット」をはじめとするスタンダードから、ブロッサム・ディアリー、イヴァン・リンスのオリジナルまで、ストリングスやホーンを配したゴージャスなサウンドにセクシーな歌声が重なり合った初の本格的ジャズ・アルバム。

録音:2012年8月/トロント

「不思議の国のアリス」や「星に願いを」、そしてカーペンターズの「シング」など親しみやすい曲を中心に誰にでも楽しめる素晴らしい内容となっている。



さて、今日は絵本の世界にいる様な感覚になる、アルバムを聴いています。

なんか知ってる様な曲が多く登場します。本当に優しい歌声もあってか、音楽をかけると

絵本の中の世界観、雰囲気に変わります。すごいアルバムです。

落ち着いた静かなピアノに包まれて少女のような歌声で包み込んでくれています。

ピアノ、ギター、チェロなど、これまた美しい音で惚れ惚れします。

このアルバムを聴きながら、サンドイッチとコーヒーで朝を迎えたいそんなアルバムでもあります。


1. イン・ザ・ワールド・オブ・マイ・オウン

2. 不思議の国のアリス

3. ピュア・イマジネイション

4. イマジネーション

5. シング

6. アイム・ゴーイング・トゥ・ゴー・バック・ゼア・サムデイ

7. レインボー・コネクション

8. リトル・シングス

9. 星に願いを

10. ハーフウェイ・ダウン・ステアーズ

11. エヴリバディ・スリープス

12. スリープ・イズ・ア・プレシャス・シング

13. ハッシャバイ・マウンテン

14. スランバー・バイ・ダーリン


ジャケットにやられて手に取った一枚。

まだ、出会った事のないような音楽に出会え、改めて音楽は凄いなと今日も思う1日です。

新しい宝物を手に入れた気分です。この音楽を聴くことで僕の汚い部分が綺麗になった気がします、特にお尻のまわり。

★★★★★ 満点




かつて大人もみんな子どもだった。音楽を聴いて、ふと遠い記憶がよみがえったり、大切な思い出が頭をよぎったりすることがある。誰にでも音楽の魔法がささやか幸せを運んでくれるのだ。ダイアナ・パントンは僕がここ数年で一番夢中になっている女性ジャズ・ヴォーカリストの一人だ。可憐な表情を映しだす歌声、気品ただようロマンティックなメロディー、ほどよく抑制の効いたアンサンブル、深い愛情が込められたカヴァー曲、どれをとってもピュアな感性が満ち溢れていて、心から好感を抱くことができる存在である。~透明感のあるヴィブラフォンやたおやかなチェロの音色を効果的に色付けした、淡くまろやかなアレンジメントはドン・トンプソンによるもので、密やかな室内楽アンサンブルがドリーミーな世界観を見事に描いている。例えばMUZAKのカタログでいうなら、プリシラ・パリスの『Priscilla Loves Billie』のようなインティメイトな手触りも感じられるし、「子ども」というキーワードを踏まえればエイブラムズ先生とストロベリー・ポイント小学校4年生の作品と並べて置いても何ら違和感はない。そしてジャッキー・リーがイラストを手がけたアートワークも、まるで絵本をめくるような楽しさがある。愛らしいイラストを眺めながら、音楽に耳を傾けてみるものいいかもしれない。・・・山本勇樹(ライナーより)


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